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<図書>
トモグイ ノ シマ : スターリン ノ シラレザル グラーグ
共食いの島 : スターリンの知られざるグラーグ / ニコラ・ヴェルト [著] ; 根岸隆夫訳

データ種別 図書
出版者 東京 : みすず書房
出版年 2019.2

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東京あだち図書館(2F一般書架) 238.07||W59 2111142452

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出版年 2019.2
大きさ 188, xxiip, 図版 [3] p ; 20cm
別書名 原タイトル:L'île aux cannibales : 1933, une déportation-abandon en Sibérie
本文言語 日本語
著者標目  Werth, Nicolas, 1950-
 根岸, 隆夫 <ネギシ, タカオ>
分 類 NDC8:238.07
NDC9:238.07
NDC10:238.07
件 名 BSH:ソビエト連邦 -- 歴史  全ての件名で検索
BSH:強制収容所
NDLSH:ロシア -- 歴史 -- 1925-1953  全ての件名で検索
NDLSH:強制収容所 -- ロシア -- 歴史 -- 1925-1953  全ての件名で検索
ISBN 9784622087557
NCID BB27783409
書誌ID B000909448
目次/あらすじ
日外アソシエーツ『BOOKPLUS』より

[あらすじ]
西シベリアのオビ川に浮かぶ無人島、ナジノ島へ、1933年早春、モスクワとレニングラードから6000人が着のみ着のまま移送・遺棄され、事件は起きた。スターリンが「上からの革命」(富農階級の撲滅、農業集団化、第一次重工業化)に着手したのは1929年。その結果、穀倉地帯ウクライナは大飢餓におそわれる。農民は大挙して都市へ流入、都市では犯罪が激増した。秘密警察は1930年代前半、「大都市の浄化」と称して元富農や「社会的有害分子」の一掃を決め、西シベリアへは13万人強(1933年)が強制移住させられたのだ。ナジノ島の6000人という規模は、シベリアに送られた犠牲者総数の、ほんの芥子種一粒にすぎない。しかし著者は、発掘した「事件」関係の資料から、強制移住政策の全容を知ることになった―「壮大な計画」の立案、拙速な長距離移送が原因の大混乱、送られた人たちの運命まで。フランスの代表的なソ連史研究者ヴェルトは事実を淡々と語り、画期的な研究を実らせた。さらにこの「ミクロヒストリー」をとおして、スターリンの恐怖政治、収容所群島、秘密警察、ソビエト官僚制の実像までが見えてくるだろう。

[目次]
第1章 「壮大な計画」
第2章 強制移住地、西シベリア
第3章 交渉と準備
第4章 トムスク中継収容所で
第5章 ナジノ島
むすび
エピローグ 1933〜1937年

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