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<図書>
ダイトウア センソウ ハイボク ノ ホンシツ
大東亜戦争敗北の本質 / 杉之尾宜生著
(ちくま新書 ; 1132)

データ種別 図書
出版者 東京 : 筑摩書房
出版年 2015.7

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東京あだち図書館(3F一般書架)新書 CHS||1132 2211089205

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出版年 2015.7
大きさ 222p ; 18cm
別書名 異なりアクセスタイトル:大東亜戦争敗北の本質
一般注記 参考文献一覧: p222
本文言語 日本語
著者標目  杉之尾, 宜生(1936-) <スギノオ, ヨシオ>
分 類 NDC8:391.2
NDC9:391.2074
件 名 BSH:太平洋戦争(1941-1945)
ISBN 9784480068439
NCID BB19011943
書誌ID B000788559
目次/あらすじ
日外アソシエーツ『BOOKPLUS』より

[あらすじ]
なぜ日本は大東亜戦争に敗れたのか。情報・対情報・兵站の軽視、そしてそれを招いた科学的思考の欠如、日露戦争辛勝以来の組織の制度疲労がまず原因として挙げられる。だが数々の失敗を検証するなかで見えてくるのは、戦略がまったく欠落していたこと、そして何より失敗から学ばず、その失敗を「なかったこと」にしてしまう、帝国陸海軍の自己革新能力の劣化と喪失であった。戦史研究に長年携わってきた著者が、戦後七十年の今こそ、敗北の裏にあったものは何かを問いなおす。

[目次]
第1章 情報と兵站(戦略と戦術
情報・対情報とは何か
兵站の重要性)
第2章 開戦までの経緯(開戦前の日本の国力
国力をどう判断したのか)
第3章 「シーレーン防衛」破綻の原因(開戦前の船舶損耗見積
会戦後の船舶損耗の実態
シーレーン防衛失敗の理由)
第4章 「白兵銃剣突撃主義」採用の誤り(「日露戦史」編纂過程における瑕疵
『歩兵操典』の改訂に見る不可思議
『戦役統計』による日露戦争の実相の検証
その他の「典範令」の制定に見る帝国陸軍の硬直性)
第5章 戦争指導の不徹底(開戦前の戦争指導構想
「今後採ルヘキ戦争指導ノ大綱」
希望的観測によるミス)
第6章 ガダルカナル島への航空基地設定(初期侵攻作戦終了後の動き
ガダルカナル島の戦い
奪取失敗・壊滅から撤退へ
陸軍の問題点)
第7章 戦争末期の陸海軍の迷走(帝国海軍の隠蔽体質―海軍乙事件
大戦略が欠落した陸軍―大陸打通作戦)

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