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<図書>
マツモト セイチョウ : インペイ ト バクロ ノ サッカ
松本清張 : 「隠蔽と暴露」の作家 / 高橋敏夫著
(集英社新書 ; 0916F)

データ種別 図書
出版者 東京 : 集英社
出版年 2018.1

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東京あだち図書館(3F一般書架)新書 SS||0916F 2211097382

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出版年 2018.1
大きさ 253p ; 18cm
別書名 異なりアクセスタイトル:松本清張 : 隠蔽と暴露の作家
一般注記 主要参考文献: p250-253
本文言語 日本語
著者標目  高橋, 敏夫(1952-) <タカハシ, トシオ>
ISBN 9784087210163
NCID BB2528000X
書誌ID B000866744
目次/あらすじ
日外アソシエーツ『BOOKPLUS』より

[あらすじ]
社会全体に陰鬱な雰囲気がひろがりつつあるこの時代に、松本清張が再び求められている。本書は清張の表現の核にあった「隠蔽と暴露」の方法をたどる。そして、清張の作品をとおして、わたしたちが日常で感じる社会や国家への「疑い」を称揚し、そこにひそむ秘密を見抜く方法を明らかにする。戦争、明るい戦後、政界、官界、経済界、社会的弱者、宗教など、清張が精力的に描いたテーマは多くあるが、戦後最大の隠蔽装置ともいえる「原子力ムラ」にふみこまなかった清張の謎にも迫る。

[目次]
第1部 松本清張、人と方法(松本清張とは誰か
「隠蔽と暴露」という方法)
第2部 隠蔽する力に抗う試み(戦争―『球形の荒野』、『半生の記』、『黒地の絵』
明るい戦後―『ゼロの焦点』、『砂の器』、『顔』
政界、官界、経済界―『点と線』、『けものみち』、『黒革の手帖』
普通の日常、勝者の歴史―『或る「小倉日記」伝』、『父系の指』、『無宿人別帳』
暗い恋愛―『天城越え』、『波の塔』、『強き蟻』
オキュパイドジャパン―『小説帝銀事件』、『日本の黒い霧』、『深層海流』
神々―『黒い福音』、『昭和史発掘』、『神々の乱心』
原水爆、原子力発電所―『神と野獣の日』、『松本清張カメラ紀行』、「幻の作品」)