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<図書>
トウキョウ サイバン ニオケル ツウヤク
東京裁判における通訳 / 武田珂代子 [著]

データ種別 図書
出版者 東京 : みすず書房
出版年 2008.12

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越谷図書館(2F一般書架) 329.67||Ta59 1000405105

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出版年 2008.12
大きさ iv, 231, viip : 挿図, 肖像 ; 20cm
一般注記 博士論文『Sociopolitical aspects of interpreting at the international military tribunal for the far east(1946-1948)(極東国際軍事裁判における通訳の社会政治的側面)』 (2007年, ロビラ・イ・ビルジリ大学) を基に、日本の一般読者向けに書き起こしたもの
参考文献: 巻末p [i] -vii
本文言語 日本語
著者標目  武田, 珂代子 <タケダ, カヨコ>
分 類 NDC8:329.67
NDC9:329.67
件 名 BSH:極東国際軍事裁判(1946-48)
BSH:通訳
ISBN 9784622074229
NCID BA88211922
書誌ID B000416993
目次/あらすじ
日外アソシエーツ『BOOKPLUS』より

[あらすじ]
本書では、東京裁判の通訳について誤解を正す意味で、いったい誰がどのように通訳業務を遂行したかについて、さまざまな事実を掘り起こすことを第一の目的とした。日米両国で入手した資料やインタビューを基に通訳作業の全体像に光をあてるとともに、通訳体制の三層構造、通訳手順成立の過程、二世モニターの複雑な立場といった、東京裁判通訳における際立った特徴に焦点を当てた考察を行う。本書の第二の目的は、東京裁判通訳に関する事象を、通訳・翻訳学における理論や概念を基に分析・解説することである。通訳学とは、通訳の認知的プロセス、コミュニケーションの仲介者としての通訳者の役割、通訳史、通訳教授法など、通訳のさまざまな側面を研究する学問で、ここ数十年ほどで急速に発展した。ここでは、今日の通訳学の新潮流である社会科学的アプローチを適用し、東京裁判の歴史的・政治的文脈のみならず、裁判関係者間の力関係、通訳作業に関わった人々の社会的・文化的背景に目を向けながら、通訳事象の説明を試みる。新しい次元に進む精緻な東京裁判研究の嚆矢として贈る書。

[目次]
序章 なぜ東京裁判か
第1章 東京裁判の通訳体制
第2章 通訳者のプロフィール
第3章 東京裁判における通訳の特殊性
第4章 東條英機証言の通訳
第5章 東京裁判の通訳学
終章 東京裁判通訳の意義と今後の研究課題

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