このページのリンク

<図書>
エイガ ホウカイ ゼンヤ
映画崩壊前夜 / 蓮實重彦著

データ種別 図書
出版者 東京 : 青土社
出版年 2008.7

所蔵情報を非表示



湘南図書館(3F一般書架) 778.04||H39 2111105723

書誌詳細を非表示

出版年 2008.7
大きさ 422p ; 19cm
本文言語 日本語
著者標目  蓮実, 重彦(1936-) <ハスミ, シゲヒコ>
分 類 NDC8:778.04
NDC9:778.04
件 名 BSH:映画
ISBN 9784791764235
NCID BA8644042X
書誌ID B000741620
目次/あらすじ
日外アソシエーツ『BOOKPLUS』より

[あらすじ]
映画崩壊前夜の自覚が意識に浮上するのは、その瞬間である。実際、これらのフィルムは、かりに自分が映画でないのだとしたら、映画など存在しようもないし、そもそも存在する価値すらないと孤独につぶやいている。時間空間を超えて反復されるそのつぶやきが聞きとどけられるとき、そのときにのみ、映画はかろうじて不可視のスクリーンに向けて投影され、映画は映画であるという同語反復を音としては響かぬ波動としてあたりに行きわたらせる。その投影と波動とを無根拠に肯定する身振り―。

[目次]
1 崩壊(映画崩壊前夜に向けて)
2 覚悟(その覚悟はできているのか―黒沢清『叫』論
「善悪の彼岸」に―黒沢清『アカルイミライ』論 ほか)
3 誘惑(衣装に憑かれ、水にも憑かれ―中田秀夫『カオス』
応えあうひそかな閃光のように―アレクサンドル・ソクーロフ『モレク神』『ドルチェ―優しく』 ほか)
4 抵抗(「作家主義」にさからってティム・バートンを擁護することの困難―『Planet of the Apes猿の惑星』
老齢の作家ばかりが無闇に元気なこの時代はわれわれに何を告げているのだろうか―エリック・ロメールの『イギリス女性と公爵』 ほか)
5 追悼(加藤泰と「時代劇」の系譜
神代辰巳を擁護する ほか)

 類似資料